會田瑞樹の音楽歳時記

打楽器奏者、會田瑞樹の綴る「現代の」音楽のあれこれ。

時代は独裁者を求める

www.youtube.com 薮田翔一作曲/會田瑞樹作詩 《時代は独裁者を求める》 (2017.12.5初演 打楽器:會田瑞樹 ソプラノ:Sunny) もういいじゃないか これ以上、何を望むのか。 私利私欲の先に、大多数の人々のムクロが見える。 それでも止めようとしない群衆は…

【告知】會田瑞樹サードアルバム『五線紙上の恋人』発表。10.26リサイタルより先行発売。

「ぼくたちは、各々が想い、感じるままに ”五線紙上の恋人” を探し求めて、彷徨い続けるのだろう。」(會田瑞樹) 『ヴィブラフォンのあるところ』より半年。會田瑞樹打楽器独奏によるサードアルバム『五線紙上の恋人』をALMコジマ録音より発表致します。「…

《告知》8月5日(土)エルパーク仙台14時:會田瑞樹ヴィブラフォンソロリサイタル in SENDAI

2007年、音楽大学を目指して一浪中の僕は、そのほとんどをエルパーク仙台か、仙台市青年文化センターの練習室で一日の大半を過ごしていた。いわばそこは、僕にとっての予備校だった。 予備校と言っても、そこに先生はいなかった。自ら持ち込んだ小太鼓と、真…

《告知:7月21日金曜17時30分より/霊南坂教会》公募作品演奏会”ラ・フォリア”

トランペット奏者曽我部清典さんの呼びかけで集まった作曲家と演奏家全員の主宰で、今週金曜日に開催する「公募作品演奏会"ラ・フォリア"」の準備が佳境に入っている。練習室の予約やチラシ、プログラム制作も奏者が手がけ、作曲家はこの演奏会のために新し…

ヴィブラフォンのあるところ

「ヴィブラフォンのあるところ」が発売から早くも一ヶ月が経った。多くの方々から様々な反応を頂き、心から感謝の思いでいっぱいである。どんな風にヴィブラフォンの音色が皆様に響いているか、僕自身もそれを想像しながらわくわくしている。ご興味を持たれ…

セヴラックと私

このところ様々な機関誌に寄稿を依頼されるようになった。かつて小説家を志していたこともあったので、願ったり叶ったりでもあるのだけれど大体聞かれる質問は同じ事も多く、その度関心を頂かれている部分はそんなところにあるのかなと思ったりする。おそら…

《告知》6月4日(日)13:30開演/京都コンサートホール「アンサンブル・フリー第25回演奏会」

来たる6月4日日曜日、13時30分より京都コンサートホールにおいて「アンサンブル・フリー第25回演奏会」が開催される。今回、アンサンブル・フリー主宰であり指揮を務める浅野亮介さんのご尽力によって、薮田翔一さんの新作ヴィブラフォン協奏曲《Gush》を初…

《告知》6月7日セカンドアルバム「ヴィブラフォンのあるところ」発売

會田瑞樹、3年ぶりとなるニューアルバム「ヴィブラフォンのあるところ」が6月7日ALMコジマ録音より全国にリリースされます。発売を記念して、6月10日15時、タワーレコード渋谷店において発売記念ミニライヴを開催。当日は渋谷で心からお待ちしており…

《告知》4月13日(木)朝5時よりNHK-BSプレミアム「打楽器百花繚乱」

明日13日の木曜日早朝5時より、NHK BS-プレミアム「クラシック倶楽部」において『打楽器百花繚乱 Percussion Extraordinaire 〜Mizuki Aita〜』が放送される。ひとりでも多くの方に見て頂けたらと強く思う。打楽器音楽の魅力をここまで凝縮した番組を作って…

《ニュース・リリース》會田瑞樹2017「ヴィブラフォンとともに歩む」

昨年末にはNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」において會田の演奏を一時間に渡り特集した「打楽器百花繚乱 Percussion Extraordinaire -Mizuki Aita-」が放送され、更なる飛躍が期待される會田瑞樹の2017年活動計画をご紹介致します。☆ 2017年6月4日(日)1…

二つのバンドの可憐な復活

いよいよCD制作の作業が佳境に入ってきた。多くの方の手元に届くまでここからが正念場である。発売時期などが決定次第、ここでも是非ご報告したい。 音楽はいつも、「時間」と密接に関係していると常々感じている。呼吸や心臓の鼓動までもそこには息づいてい…

私的なオザケンの思い出

数年前、ビートボクサーの大会『音霊感覚』の審査に招かれたときの事だった。いくつかの楽節の後に、突然刹那的な旋律が聞こえてきた。 “ダンス・フロアーに、華やかな光...” 僕はそれだけで、いっぺんに信じきってしまった。懐かしい音楽だと思った。僕の血…

《告知》3月12日(日)朝8:10よりNHK-FM「現代の音楽」

前回の「現代の音楽」ではリゲティ作曲《アヴァンチュール》が放送された。放送をお聴きになった方でも、その過激なナンセンスぶりと奇天烈なユーモアに様々な感情を抱かれた方も多いと思う。ラジオ特有のノイズや観客席の様々な音までもが融解して音楽にな…

《告知》3月5日(日)朝8:10よりNHK-FM「現代の音楽」

昨年12月に開催された日本現代音楽協会主催「ジェルジ・リゲティ没後10年によせて」がNHK-FM「現代の音楽」で二週に渡って放送される。會田は《アヴァンチュール》《ヌーヴェル・アヴァンチュール》に参加しており、5日は《アヴァンチュール》が放送される…

開設のご挨拶

打楽器奏者として、ひた走り続ける中で様々な事を考えます。 そしていろいろな問いかけを頂きます。考える事もたくさんあります。 なにか文字に起こしてみるべきではないだろうかと思うようになりました。 音楽を通して考える事、そして僕自身が出演する演奏…